中国外へスムーズに工場設備を移転・移設するための6つの勘所(7)~資産売却・廃棄対策編~設備海外移転・移設のノウハウ【中国】
不要な設備の中国内での処分には注意が必要です。 処分するといって引き取った第三者から情報漏洩してしまうリスクなどがあります。 株式会社SEALSでは、コンプライアンスを遵守し適正に処分することと共に、 工作機械生産設備は […] … <続きを読む>
コラム
世界の工場として、ますます存在感を高める中国。中国への工場進出や設備移転、今やよく聞く話ですが、それでも様々なリスクがあることを頭に入れておかなければいけません。
なぜなら、中国内外の情勢によって、法律が頻繁に変化するからです。
例えば過去の経験値で法律の変化に気が付かないまま輸入通関を行った場合、想定以上の関税を課税されたり、
あるいは設備そのものの持ち込みがNGとなってしまうケースもあるからです。
そこで、今回のコラムでは全7回のシリーズで、日本国内から中国への生産拠点の移転を行う際の、
ポイントついてお伝えしたいと思います。
具体的に、日本国内から中国へ生産拠点の移転を行う際には次の6つのポイントを押さえて
検討を進めていく必要があります。
1.グループ会社間取引かどうか?
2.日本の輸出貿易管理規制への対応
3.現地エンジニアリング
4.中国の中古機械輸入規制への対応
5.中国での現地通関リスク対策
6.設備の価格評価に関するリスク
今回のシリーズでは、この6つのポイントについてコラムでお伝えして参ります。
(※本コラムは、2021年10月現在の法令に基づき作成されております。)
不要な設備の中国内での処分には注意が必要です。 処分するといって引き取った第三者から情報漏洩してしまうリスクなどがあります。 株式会社SEALSでは、コンプライアンスを遵守し適正に処分することと共に、 工作機械生産設備は […] … <続きを読む>
さて、様々な手続きを踏んで「いよいよ通関」となった際に、想定していなかったリスクに見舞われることがあります。 それは、HSコードが想定と変わってしまう事です。HSコードとは統計品目番号の略語のことであり、国際貿易商品の名 […] … <続きを読む>
前述の通り、20年ほど前の中国では「来料加工」をステップとして海外企業の工場を積極的に誘致してきました。 しかし現在では、以前の様な「来料加工」のメリットを減らす施策が、特に深圳などの沿岸部を中心に取られています。 例え […] … <続きを読む>
ご存じでしょうか?中国には中古機械の輸入規制があります。中国に中古設備を持ち込む為には、中国当局(検査検疫局)の指定期間の出荷前検査を受ける必要があります。 各国には中国当局指定の検査機関が存在します。日本国内にも検査機 […] … <続きを読む>
増値税とは、日本でいう消費税の中国版です。 消費税還付金と同様、移転・移設する設備の輸出時、中国内で設備の購入時等に支払った増値税の還付を受けることができます。 ただし中国の場合、増値税率13%満額(2021年現在)、戻 […] … <続きを読む>
さて中国国内での工場移転となると、中国現地での設備梱包・出荷、さらに中国現地での据え付け・立上げ作業など、現地でのエンジニアリングが必要となります。 設備の移転・移設に必要な作業(工作機械の場合)は、主に次の6つの手順を […] … <続きを読む>
さて、無事に中国への設備の移転・移設手続きが行えたとして、次に問題となるのが中国への設備梱包・出荷、さらに中国現地での据え付け・立上げ作業です。 設備の移転・移設に必要な作業(工作機械の場合)は、主に次の6つの手順を踏み […] … <続きを読む>
輸入する設備の価格設定の妥当性・客観性については、本シリーズ第2回目のコラムでも述べた通りですが、中国での輸入通関時における価格について、注意する点があります。 本シリーズ第2回目のコラムでも述べた通り、中国の税関は「設 […] … <続きを読む>
概要 精密機器メーカーにおける、製造拠点再編に伴う中国から各国へのグループ間設備移設、売却を実施しました。当社にて本件実行に必要な工程表を最初に明示。その工程表に基づき、必要な各プロセスにおいて当社があらゆる業務を代行、 […] … <続きを読む>
日本から中国への設備移転・設備移設を行うためには、経済産業省の定める輸出貿易管理令に基づき、行う必要があります。違反をすると刑事罰に問われることもあります。 まず、対象設備の「該非判定書」を製造元のメーカーから入手する必 […] … <続きを読む>